あとりえ・う(畦地梅太郎ギャラリー)

ベルナール・ビュッフェ

ゴブレットの花束

ゴブレットの花束
売約済
[リトグラフ]

バラと百合

バラと百合
売約済
[リトグラフ]

アネモネ

アネモネ
売約済
[リトグラフ]

洋梨のある静物

洋梨のある静物
[リトグラフ]

ベルナール・ビュッフェの作風

鋭角的なフォルムと力強い描線、モノトーンに近い色彩が、ビュッフェ独自の画風を築きあげています。作品は苦悩と不安に満ち、それは第二次世界大戦の荒廃した時代を具現化したとされ、“時代の証人画家”と賞賛されました。

ビュッフェは画家にして版画家であり、リトグラフ(石版画)とドライポイント(銅版画)も手がけていました。とくに銅版に絵を直彫りし、その凹面にインクを詰めて刷るドライポイントといわれる技法は、「線の画家」とも呼ばれるビュッフェの鋭いフォルムや描線を表現するのに適していました。また、リトグラフはその特徴である色彩の美しさがビュッフェ作品の強い印象を和らげ、油彩画とは一味違った魅力を生み出しています。

またビュッフェは、妻・アナベルの豊かな才能や表情から多大な影響をうけ、創作活動においてさまざまな表現の試みをしています。モノトーンの画風から多くの色彩を使うようになり、以前よりも絵に明るさが加わりました。彼女をモデルにした作品も多く残っています。

日本にも7回訪れ、相撲や寿司を好み、大変な日本びいきでした。